DeNAとGREEの成長の鈍化

GREEDeNAの7〜9月期決算発表されました。

GREE売上124億、営利62億。
DeNA売上271億、136億(うちモバゲー売上232億、営利130億)。


前四半期と比べるとGREE売上114%(109億⇒124億)、粗利117%(53億⇒62億)。
モバゲー売上114%(203億⇒232億)、粗利112%(116億⇒130億)。


さすがに伸び鈍化してます。


両者共にプロモーションも携帯を当然の如く扱う若年層から、
携帯を電話にしか使えない大人へとターゲットをシフトしています。


個人的にはパイは埋まったのかなと思います。
市場の拡大はより鈍化するでしょう。
次はARPUを上げる作業になるのかなと。

ただ、ソーシャルゲームで上げるにはなかなか難しいと思います。
今、ソーシャルゲームの寿命はゲームの種類によりますが、
平均的に見て4ヶ月かなと思います。
結構、消費財になりつつあるのかなと。
運営側にとっては非常に悩ましい事態だなと。
ここで三手に分かれると思われます。
一つは徹底的に作り込むのか、
一つはヒットアンドアウェイで当て逃げするか。
最後に数打ちゃ当たるか。


話はずれましたが、ARPUを上げる作業として、
GREEは、デジタルコンテンツの販売プラットフォームを作り出しました。
今は、芸能系のみですが、
これがどう展開されるのか楽しみです。
個人的にはアマチュアまで広げ展開したら、面白いのかなと。
加工用のツールや、手間賃を取れれば、
収入の幅も広がるし、
マチュア個人がGREEのマーケットに出す事が出来れば、
そのアマチュア個人も自分自身で宣伝を行うでしょう。
そうすれば、より一層口コミでコンテンツ流通が進み、
マーケットが活性化するのかなと。


さて、モバゲーは市場を広げる方向しか見えませんね。
PC、海外、スマホと、とにかくヴァーチャルグラフとゲームを武器に、
ガンガン進んで行くようですが、個人的には勿体無いなと。
エブリスタとかあるので、なんとも言えませんが、
別サービスなのが、どこまで影響するかちょっと心配です。
あと、ECの方も芳しくなく、生かせ切れていないと思います。


選択と集中といいますが、
その判断は正しかったのか?どうかは数年後に答えあわせが出来るのかなと。