音楽配信の波が一気に押し寄せてきた

昨日のDocomoの『着うたフルサイトしちゃうもんね』宣言に引き続き、
amazon音楽配信を始めたと。。。。
(プラットフォーマーが他事業者が開拓した市場に乗り込むのは、
正解だと思いますが、社会通念上どうかと思いますが。。。)


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Amazon:co.jp: MP3 ダウンロード - DRMフリーの音楽配信サービス 無料音楽配信も
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個人的には、音楽配信を拡大させる為に全然いいと思います。


ただ、問題点として2点。
一つはDRMフリーな点。
個人的な考えとしましては、
権利者(この場合は原盤権者)は自分が保持している原盤をコピーされる事を、
最も嫌うと思います。
レコードやテープなどアナログな時代ならまだしも、
CDとなりデジタルで音が劣化しない状況になり、
パソコンで容易にコピーできる時代を苦々しく思うだろうし、
ネットでコントロールの利かない状況下で無料に配布される事も嫌がるだろう。
そこで、DRMを掛け、コピーできない状況にし、権利を保護し保障した状態で、
ようやく音楽配信に至っているが、amazonさんはDRMフリーと。。。。
これでは権利者がどう出るか楽しみですね。


あとは、やっぱり価格です。
着うたフルを取り扱うものとしては着うたフルと
iTunesや今回のamazon音楽配信の単価の差が気になります。
昔、着うたフルが始まった頃に某メジャーレーベルの配信担当と、
価格の件で相談された事があるのですが、
通常の音楽配信は200円とした場合、
着うたフルの場合は、着信設定の機能追加があるので、
250円くらいが妥当だと提言し、その価格が通りました。
が、知らない間に400円まで上がっているではないですか!!
今、日本は音楽配信=着うたフルの概念が強いですが、
ガラケーからスマホに順次移行し、
お客様がその価格の差に気付いた時に、
一気に着うたフルの立ち位置が落ちますね、奈落の底まで。


先日のDocomoの着うたフル配信の件ですが、
よく見ると『着信設定不可の音楽配信』も行うとの事です。
と言う事はスマホも意識しているのかなと思われます。
amazonスマホへの配信を考えているでしょう。
さて、『着信設定不可の音楽配信』をDocomo(レコ直)は、
どう価格設定するか、着うたフルとの整合性をとるのか見ものです。