消える若者市場

消える若者市場
消費に背を向ける若者を追うな、中高年に“若さ”を売れ


数は少ないわ、所得も低いわ、地味になったわ、車が売れんわで、
若者向けマーケティングの終焉と、
高い年齢の向けのマーケティングをしましょうって話。


まずは、『数は少ない』。
私も独身だが、結婚して子供を作りたくなる様な環境を用意する必要があるのかなと。
所得が低いのもあるが、
根本的な教育であったり、保護であったり、医療だったり、
色々手直しする必要があるだろう。


次は『所得が低い』。
これって老害既得権益を手放さないって言うのが、遠因にあると思う。


『地味になった』。
むしろ、今までがおかしかったと思う。
この記事を書かれた方がお幾つか分かりませんが、
バブル時代のバカと一緒にされたくない。
右に習えで落ち着けって言うのも無理であろう。
この情報過多の中で、彼らは自分の身の丈にあった選択をしているのであろう。


『車を買わない』。
車を買わなくたって生活できる環境になるから。
車を所有するメリットがなければ買わないだろうし、
田舎では必需品だから、間違いなく買うだろうし。
下手に車を持つと、苦労するし、デメリットが目立つようになったのも一因かな。


あと、最大限の原因は、嗜好の細分化だと思う。
これって情報過多の産物だろうし、
過剰なマーケーティングが原因だと思う。


ただ、彼らは間違いなく消費行動を起こす。
頭数が小さいので、以前のようなムーブメントは起こらないが、
彼らの身の丈にあった商品をキチンとマーケティングを行えば、
着実に売れる商品が出来ると思う。

DeNAとGREEの成長の鈍化

GREEDeNAの7〜9月期決算発表されました。

GREE売上124億、営利62億。
DeNA売上271億、136億(うちモバゲー売上232億、営利130億)。


前四半期と比べるとGREE売上114%(109億⇒124億)、粗利117%(53億⇒62億)。
モバゲー売上114%(203億⇒232億)、粗利112%(116億⇒130億)。


さすがに伸び鈍化してます。


両者共にプロモーションも携帯を当然の如く扱う若年層から、
携帯を電話にしか使えない大人へとターゲットをシフトしています。


個人的にはパイは埋まったのかなと思います。
市場の拡大はより鈍化するでしょう。
次はARPUを上げる作業になるのかなと。

ただ、ソーシャルゲームで上げるにはなかなか難しいと思います。
今、ソーシャルゲームの寿命はゲームの種類によりますが、
平均的に見て4ヶ月かなと思います。
結構、消費財になりつつあるのかなと。
運営側にとっては非常に悩ましい事態だなと。
ここで三手に分かれると思われます。
一つは徹底的に作り込むのか、
一つはヒットアンドアウェイで当て逃げするか。
最後に数打ちゃ当たるか。


話はずれましたが、ARPUを上げる作業として、
GREEは、デジタルコンテンツの販売プラットフォームを作り出しました。
今は、芸能系のみですが、
これがどう展開されるのか楽しみです。
個人的にはアマチュアまで広げ展開したら、面白いのかなと。
加工用のツールや、手間賃を取れれば、
収入の幅も広がるし、
マチュア個人がGREEのマーケットに出す事が出来れば、
そのアマチュア個人も自分自身で宣伝を行うでしょう。
そうすれば、より一層口コミでコンテンツ流通が進み、
マーケットが活性化するのかなと。


さて、モバゲーは市場を広げる方向しか見えませんね。
PC、海外、スマホと、とにかくヴァーチャルグラフとゲームを武器に、
ガンガン進んで行くようですが、個人的には勿体無いなと。
エブリスタとかあるので、なんとも言えませんが、
別サービスなのが、どこまで影響するかちょっと心配です。
あと、ECの方も芳しくなく、生かせ切れていないと思います。


選択と集中といいますが、
その判断は正しかったのか?どうかは数年後に答えあわせが出来るのかなと。

スマホ上でのプロモーション

今日も今日とて某セミナーに潜入してました。
ぶっちゃけあまり行く気はなかったが、
お話を聞きたい方の時間があったので、遠路遥々東京へ。


スマホ絡みのお話だったのですが、
スマホの世界で考えるのであれば、
今までの概念を取っ払う必要がある。


今までのガラケーの世界では、
それこそ、アフィリエイトをぶん回せば、何とかなった。
スマホはそれが通じない。
純広も無駄な投資になると。
ただ、マーケットのランキングは重要な導線になると。
レビューサイトも重要な導線。
ソーシャルメディアも重要な導線。
ハンドリングが効かないか。。。。
いや、効かせないとまずいな。

attribution

アトリビューション
今回のアドテックで重要なキーワードになりそうです。

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特定のユーザー層をどのように分け、
広告クリエーティブをそれぞれに合ったものにし、
入札金額も分けるのが、最もいい使い方だ。
ただし、そうなると、キャンペーンが細分化し、運用管理に負荷もかかる。
そこで、検索とソーシャルメディアにおける獲得パフォーマンスを統合的に監視し、
目標コンバージョンに対するそれぞれの施策の直接・間接の貢献度によって、
より現実的な獲得コストを割り出して入札に反映させることが必要になる。
今まで検索エンジンマーケティングの世界に閉じていた自動入札ツールが、
ソーシャルメディアを取り入れ始めたのである。
これは、次に触れるアトリビューションの台頭に大きく起因している

数年前から検索エンジンマーケティング業界でも
アトリビューション(attribution Management/attribution modeling)が
取り上げられるようになってきた。
アトリビューションは、目標コンバージョンの要因を
ラストクリックに貢献した施策だけにひも付けるだけでなく、
コンバージョンに至ったユーザーの行動軌跡を測定し、
接触した施策それぞれに貢献度合いを割り当てる。
これにより、各施策の貢献度合いに応じた
広告予算の最適配分、施策間の相関関係を
より理解したキャンペーン展開が可能になると考えられている。

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参考先

考え方は良く分かるが、
実際の運用はまだまだ先になりそうな感じ。
意外とガラケーではUIDに紐付ければ簡単に出来そうだが。
似たような事は、多分、大手公式CPはやっているはず。
某社は入会動機になったコンテンツを見極めているそうだ。
多分、私の前職でも同じ様な事を電子書籍で行っているだろう。


なんか、益々浦島太郎感を感じつつある。

点と点を繋いで

マーケティングって言葉って、人それぞれあって難しい。
ある人は、広告と言い、
ある人は、市場調査と言い、
ある人は、モノを売る事だと言う。
どれも正解だろうし、間違いの様な気もする。
個人的には『物が売れる仕組み』と考えている。
その作業は点と点を繋いで線にして、線と線を繋いで大きな円を作るイメージ。
出来る限り、大きな円を作るのがマーケティングの目的かなと。


モノを作り、モノを運び、モノを売り、モノを使って頂き、
モノに対する意見をモノを作るに反映させる。
この流れを効率的に行うのがマーケティングの基本だし、面白味だと。


ソーシャルメディアを当て嵌めて見るのも面白いし、
スマートフォンで何が出来るのかを考えるのも面白い。


一人一人の考えを繋いで、まずは線を作らないとダメだな。
スピード感も大事。


新規事業が既に同じ形で他社に先行されているようではダメだ。
既にその時点で、円の大きさが分かってしまい面白味に欠ける。

スマートフォン上でのビジネスを考える。

スマートフォン上で現時点でビジネスを行うのはかなり困難だ。
元々のパイが少ないからである。


で、少ないパイでのトラフィックを集める為に、
あの手、この手で日々努力してます。
ですが、『無料』が先行しすぎている様に思えます。
無料をフックにトラフィックを集めて、
そこから、如何にマネタイズするかを考えていると思いますが、
このままでは『無料』だけが走りすぎて、
単純な課金に、お客様にかなり抵抗が出る様に思えます。
たとえば、食べログの例がいいでしょう。


個人的には『無料』でトラフィックを稼ぐ事は、
間違いじゃないと思いますし、今出来る事のベストな選択だと思います。
ただ、問題はその先で、
近い将来にマネタイズする為に何をするか考えているのかなと思います。


たとえば、追加機能に課金するとか、
他有料アプリや、自社マーケットにトラフィックを流すようにするとか・・・
今、見ている限りでは、その様な意識があるアプリは少ないような。


他には他サービスとのタイアップがあったり、
単純な広告収益などあると思いますが、一筋縄ではいかないような気がします。


この辺を意識して、
スマートフォン向けのコンテンツを考える必要がありますね。

『集団』から『個』の世の中へ

中学か、高校の時に何かで耳にした言葉。
『20世紀は集団の世界。21世紀は個の世界。歴史が物語っている』と。
この言葉がなぜか残っている。


世の中を見てみると、
TVを筆頭とするマスメディアは、崩壊とまで言えないが、
確実に影響力を落としており、
ソーシャルメディアの台頭で、個人が発信する情報が溢れており、
つい最近もPaypalの小額決済が始り、
USTもPPV的な動きも出てきたり、
Facebook上でECも可能になってきた。


という事は、今まで売る事を意識されて作られてきたコンテンツでなく、
売る事より、本人の自己表現が優先されたコンテンツが、
より多く日の目に当たる機会が増えるであろう。


ただ、個々が発信してはソーシャルストリームで話題になる可能性は低いだろう。
これらを上手い事集約化する事は可能じゃないのかなと。
ある程度テーマを絞って、
ネット上以外でも伝わる形で出来ないのかなと考えてますが。

あと、位置情報。
個人表現発信もライブが楽しいと思うので、
位置情報も加えられると面白いかなと。

まぁ〜そんな事を妄想しながらブログを書いてますが、
まだまだ甘いぞって突っ込んでください。